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Boy's side-09 (ぺージ2/2)

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今日の任務は里から盗まれた機密文書の奪還。
イケるもんだと思ってた。
でも、任務は見事に失敗した。
俺の指揮した班では文書を取り戻すことはできなかった。

「すみません」

苦い顔の火影の前で、俺は深々と頭を下げた。
それで許されるわけでもねぇけど。
はぁーとため息をついて、綱手が俺に声をかける。

「頭を上げろ、シカマル。失敗したものは仕方がない。とりあえず、あの文書奪還に向けて新たに忍をまわした。今度は大丈夫だろう」

あぁ、だっせぇー。
違う班の手ェ借りるなんてな……。
最低――。

俺の気持ちに連動するように、朝切ってしまった指先が意味もなく疼いた。





to be continued.

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