04


「ねえ、おっぱい揉んでいい?」

「いいですよ」

本当に中学生を相手にしているみたいで、キスしていい?とか舐めていい?とか逐一聞いてくる人だ。

バスタブに二人で浸かりながら後ろからやわやわと胸を揉まれる。首筋をつーっと舌で辿られぴくっと体が反応する。お尻に当たってくるのは彼のモノ。それを後ろ手で握り扱くと気持ち良さそうに声を上げた。

「うっ、はぁ…」

「んっ…」

湯船に浸かったままの体はどんどんと体温を上げていき、口からはぎこちない呼吸と途切れ途切れの声が漏れる。そこで、ピピピッとアラームが鳴った。

「あ、時間ですね」

「えーっ!」

立ち上がりバスタオルを体に巻き付ける。濡れた髪を括りあげていると、いつの間にか風呂から上がった彼が後ろから抱きしめてきた。

「俺、また来るよ。るりちゃんのこと、気に入っちゃったんだよね」

「嬉しいですけど、こんな所通うようになったら彼女出来ないですよ、お兄さん」

からかう様に微笑んで忠告すると、彼は私を抱きしめたまま顎を私の肩に乗せた。

「おそ松」

「えっ?」

「俺の名前、おそ松」


≪ ≫
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -