「ねえ、おっぱい揉んでいい?」
「いいですよ」
本当に中学生を相手にしているみたいで、キスしていい?とか舐めていい?とか逐一聞いてくる人だ。
バスタブに二人で浸かりながら後ろからやわやわと胸を揉まれる。首筋をつーっと舌で辿られぴくっと体が反応する。お尻に当たってくるのは彼のモノ。それを後ろ手で握り扱くと気持ち良さそうに声を上げた。
「うっ、はぁ…」
「んっ…」
湯船に浸かったままの体はどんどんと体温を上げていき、口からはぎこちない呼吸と途切れ途切れの声が漏れる。そこで、ピピピッとアラームが鳴った。
「あ、時間ですね」
「えーっ!」
立ち上がりバスタオルを体に巻き付ける。濡れた髪を括りあげていると、いつの間にか風呂から上がった彼が後ろから抱きしめてきた。
「俺、また来るよ。るりちゃんのこと、気に入っちゃったんだよね」
「嬉しいですけど、こんな所通うようになったら彼女出来ないですよ、お兄さん」
からかう様に微笑んで忠告すると、彼は私を抱きしめたまま顎を私の肩に乗せた。
「おそ松」
「えっ?」
「俺の名前、おそ松」