「ん、」

おそ松が私の両足を拡げて、血管が浮き上がり硬くなったそれを私の中心部へあてがった。ずぶりと挿入されると、久しぶりのセックスに息が詰まりそうになる。それはおそ松も同じみたいだった。

「う、わ」
「んん…」
「腰、引けそ…っ」

ふう、と深呼吸するとゆるゆると動き始めた。おそ松は既に額に汗をかいていて、快感に耐えるような表情をしている。私も多分同じだろう。

「あ…っ、んっ、」
「はっ、やべぇすぐイきそうだわ…っ」

律動に慣れてきた頃、果てそうだといれたまま休憩をしたおそ松に「イッてもいいのに」と言った。その言葉を聴いたおそ松は、「だって折角るりとセックスしてんだもん、すぐに終わらせたくないじゃん」と笑った。普段適当でちゃらちゃらしているおそ松が、どういう気持ちで言ったのかは分からない。多分セックスが出来れば誰でもいいんだろうけど、少なからずその言葉に胸がきゅっと締め付けられたのは確かだった。

「いや、でもやっぱりイきそうだわ」

余裕がなさそうに律動を再開した。今度は容赦なく奥まで突いてくる。突かれる度に、厭らしい声がポンプのように出てこの空間の熱を高めていく。
おそ松の言葉通り、どろりと濃い精液は私の腹の上に出された。


こもった熱


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