ノーパンで過ごせば?


「あ…あの、これ…」

一松くんが私のお尻を使って果てた後、涙目になった私は振り返って声を絞り出した。

「ん?あ、起きたの?ていうか、起きてた?」

彼は何も無かったかのように制服のズボンのファスナーを閉めている。

「………」
「自分のケツをオナニーに使わせたとかあんたもなかなか変態だよね」
「ちっ、ちが…!」
「ふーん」

顔をずいっと近くに寄せられて、息が鼻にかかるくらいに近い距離で彼独特のニヒルな微笑みを見せた。彼はよくこういう表情をする。そしてその度、悔しいけど何故かドキドキしてしまう。

「な、なに…?」
「でも、満更でもなさそうな顔してるよ、あんた」
「…っ、」

ぶわっと血液が顔中に集まる感覚がした。ちがう、ちがうのに。彼には見透かされているような気がした。認めたくないのに、私本当は興奮してた。この間みたいに舐められたりして気持ちよくなりたいって期待してた。こんなのおかしい…この前までは本当に嫌だったのに。

「そ、それより、どうしてくれるんですかっ!私の下着…」

私のパンツは一松くんの精液でぐっしょりと汚れてしまっていた。一松くんは悪びれる様子なく言い放つ。

「ノーパンで過ごせば?」

こ、この変態…!

結局私はノーパンで過ごすことになり、スカートをいつもより長くし、極力は席から動かないようにした。精液で汚れたパンツは袋に入れてこっそりとトイレのゴミ箱に捨てた。洗う気にもなれなかった。お気に入りの下着だったのに。

なんで私がこんな目に…!
一松くんのばかっ!
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