犯人はやっぱり一松くん
「ん…」
体に違和感を感じて身じろぎをする。薄らと聞こえる耳元での荒い息遣い。薄っぺらな保健室のベッドが軋む。一人で寝ているはずなのに、窮屈さを感じた。
「ふぅ…んんっ」
何故か体が火照ってきて息が荒くなる。心臓がドキドキして、内腿をすり寄せる。意識が少しずつはっきりとしてきて聞こえた言葉は、彼の…一松くんの声だった。
「はぁっ、るりの生おっぱい…たまんねぇ…っ」
「んっ、んんっ」
お尻に押し付けられる熱くて硬いもの。一松くんはわたしの背中にぴったりとくっつくと背後からシャツの中に手を入れて胸をやわやわと揉んでいた。そしてわたしのお尻に自分の股間をぐりぐりと押し付けてくる。耳元や首筋にかかる息にぞくぞくと鳥肌が立つ。
嫌だって逃げなきゃ。やめてって、言わなきゃ。それなのに体が動かない。自分の身体じゃないみたいに火照っていやらしい気分になる。こんなの、オカシイ。
一松くんは興奮しながらカチャカチャとベルトを外す音を立てると、わたしの下着越しに擦り当ててきた。
「はあっ、はー、はー、あー…もう出るっ」
一松くんの我慢汁のせいか、わたしの下着は少し湿り気を帯びていて濡れた感覚が気持ち悪い。
「ふぅ…っんん!」
「…っ、あっ!」
一松くんが大きく声を上げるとお尻に温かいものがかかった。