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ここからさきはあとがきとなります、苦手な方、ご興味のない方はブラウザバックでお戻りください。お読みいただきまして、本当にありがとうございました。














さて、改めましてお読みいただきありがとうございます。今回、昔書いたものに大幅に加筆修正し、タイトルも「sink sink sink」と若干変えてリメイクしました。感覚的には文量、エピソード、ヤンデレ度合い(気持ち悪さ)がそれぞれ二割り増しくらいになっているイメージです。


かなり昔に書いた夢で、ずっと手直ししたい手直ししたいと思い続けていたので、今回それができてすっきりしました。当初に書いたものは本当にあっさりしていましたが、今回少しでも濃くなっていればいいなと思います。



リメイクにあたって、やっぱり原作のアルフレッド独立エピソードがかなり好きだなとひしひしと感じました。アーサーとアルフレッドが出ている夢を書くと必ずといっていいほど盛り込んでしまうエピソードです。フェティシズムといっても差し支えないかもしれない。過去に囚われるアーサーさん(高確率でヤンデレorメンヘラ)を書くのが好きだし、お構いなしにキラキラ進んでいくアルフレッド(高確率で報われない)を書くのが好きです。アーサーさんの病んでいる姿が好きなのでそういうものを執拗に書こうとしております。そして今後、英米の夢を書いたとしても独立を絡めた話を書かずにはいられないのだと思います。

余談というか蛇足になりますが、本編中に出てきた四つの英文、
Don't even think, just sink.
What was (really) sacrificed?
Keep telling me our never-ending happy dream.
Show me the sky in your eyes.
についてなのですが、リメイクするにあたって、この話一人称でわけもわからないまま進むし途中まで意味がわからないな、と思い、展開の指針となるような何か……英文でも挟もう……と考え本編中にカットイン的に挿入したところ余計に意味がわからなくなってしまったものの名残りです。完全なる蛇足ですが。
(2021.10.07追記:蛇足ついでに、当英文からタイトルをとった前日譚ができました。)


以下、当初書いていたあとがきも消すのがもったいないのでそのまま載せておきます。
それではここまでお読みいただき、ありがとうございました!




2021.10.01 深雪 さくら子








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ここまで読んで下さりありがとうございます。おつかれさまでした。



実にすみませんでした。誰が得するのって話でしたね。最後まで読んでくださった方は相当忍耐強いんじゃないかと思います。薄暗い話ですし、鬱陶しいくらいリフレインしてましたから。

終わりの見えないループって怖いよね、しがもそれが幸せだった昔の光景とかだと薄ら寒くていいよね、書きたい、と思いできあがったものがこれです。薄ら寒い話ってそれ夢じゃないのでは?とも思いますが、狂気が書きたかったんです。


アルフレッド、アメリカの独立が大きなテーマになっています。
置いていかれる辛さ。過去を振り切って進むアルフレッドと、それが出来ないアーサー、ヒロイン。アルフレッドの心境には明確に触れてないので、置いていく辛さ、切り捨てる苦しみは書いていませんが、アルフレッドだって物凄く辛い思いをしてると思います。ただ、彼はそれを越えられる強さを持っていた。それは持ち前の明るさとか、自由への夢とか、希望とかがあったから。

だけどアーサーにはそれが出来なかった。敢えてしなかったのかもしれません。彼は自分の弱さと危うさをちらつかせることで、ヒロインを自分から離れられなくさせたんですから。それを狙ってやったんだったらヤンデレ認定ですね。


そんな彼の狂気に、ヒロインも飲まれていきます。
最後の方はアルフレッドを刺して、そばに置いておこうとします。アーサーの悪影響です。


本当は、アルフレッドが助けに来たときに一緒に逃げて、アルと新たな幸せを見つけるっていう、割とハッピーなエンドも考えたんですが。この話のテーマというかキーワードは「ダウナー、ダーク、静かな狂気、鬱、不安定、救えない一直線」ということで、最後までもやもやダウナーになりました。
でもあくまでオープンエンドなので、あとはご自由に妄想なさってくださいね。



スーパーヒーローのアルが、ヒロインをかっさらう(だけどヒロインはすべて忘れてるので、アルに恐怖を抱いてぎくしゃくするふたり)とか、アルのヒロイン救出はアーサーに阻止されて、逆上したアーサーがアルの目の前でヒロインと無理心中とか。あれ、不穏なのしか思い描けない。



なんにせよ、アーサーは確かに幸せを感じています。かなり歪んだ幸福ですが。歪なハッピーエンドとか、いいですよね。




次回はもう少し明るい話を書くつもりです。あくまでこの話より明るい≠セけですけどね。









それでは、最後までお付き合い下さり、本当にありがとうございました!









091226/深雪桜子







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