【序奏曲】/前奏曲-prelude-
ME:静かな雰囲気
女【ナレ】01「そこは・・・危険視レベル4【フォー】以上の重罪人達を収容するために創り上げられた 箱庭 この世で最も『地獄』に近いと言われる孤島・・・その名は・・・・」
女【ナレ】02「『黒の聖域』【Sanctuary】」
SE:ヒールの音【カツン】
女03「・・・・見つけたわ・・・、・・あの子"ね」
ME:消音
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SE:雑踏の中
SE:店の中
客(女)01「すいませーん!注文いいですかー??」
少年01「ああ、はーい!今行きまーす!!」
SE:駆けていく音
SE:新聞紙を広げる
客(男)01「・・・近頃、また西の方の情勢が不安定らしい・・・テロ活動も活発だとか・・」
客(女)02「また、戦争になるのかしら・・・・、こちらにまで飛び火して来ないと良いけど・・・」
SE:カップを置く
少年02「・・・・戦争、か・・・。物騒な世の中だな・・・(まあ、こんな平凡な街にまで被害は届かないだろ・・・)さ、仕事しご・・・」
SE:少し騒がしくなる(店内)
SE:革靴の音(コツン)
警察(男)01「失礼、君の名前はリィオ=ハシャであっているか?」
少年03「え?・・・ああ、はい。確かにオレの名前はリィオ=ハシャですけど・・・?(・・警官?なんで・・・)」
警察(男)02「ちょっと、一緒に来てもらおうか」
SE:腕を引っ張る
少年04「は!!?ち、ちょっと!どういうことですか!いきなり!!」
警察(男)03「いいから、我々に黙ってついてきてもらおう」
SE:さらに強く掴む腕
少年05「っ!!・・意味・・・、わかん、ね!!なんで、オレが・・・!説明を、」
警察(男)04「いいから、とっとと来い!!」
SE:掴みかかる
少年06「!!くそっ!!」
SE:蹴り飛ばす
警察(男)05「ぐはっ!!?」
SE:机と椅子が倒れる
客(女)03「きゃーー!!」
SE:騒がしくなる店内
SE:駆けよる
警察(仲間)01「どうした!?大丈夫か」
警察(男)06「っ、くそ・・・おい、そこにいる奴だ。多少、手荒な手も使っていいと聞いている。捕まえろ!」
少年07「(一体、なんなんだよ・・・これ・・・)っ、くそ!」
SE:後ずさる
SE:頭を殴る
少年08「っ!!?」
SE:ゆっくり倒れる
警察(男)07「でかした!、さっさと車に乗せろ」
警察(仲間)02「はい。」
【ぼんやりと聞こえるように】
SE:周囲の音が小さくなっていく
少年09「(本当に・・・・なん、なんだ、よ・・・・)」
SE:地面に伏せる
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ME:不思議な雰囲気
看守長01「君は・・・だから・・・、もう・・・・しなくて」
【遠くから、響くように曖昧に】
少年10「(なんだ・・・、・・・こいつは・・・?・・ここは・・・)」
看守長02「だから・・・君は」
少年11「お前は・・・」
看守長03「忘れていいんだよ」
少年12「誰なんだ・・・?」
ME:消音
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SE:車内(車は走っている)
SE:身じろぎする
少年13「・・・・ん、」
女04「あら、起きた?随分うなされてたみたいだけど」
SE:起き上がる
少年14「・・っ、痛・・・」
女05「あんまり、無理しない方がいいわよ。脳震盪起こしたみたいだし」
少年15「・・・・あんた、誰・・・」
女06「ん?私?・・・はい、これ」
SE:手帳を渡す
少年16「・・・ユーヤ・シティアス?警察、なん・・ですか・・・」
SE:手帳を取り上げる
女07「ユーヤでいいわ。それに、別にそこまで気を張る必要はないわよ、警察って言っても私は末端の末端だもの。で、貴方は、リィオ=ハシャ君」
少年17「・・・ユーヤさん、オレ、なんでこんな目に遭ってんですか・・・一体どうして・・・」
女08「カンナ・ホーベル君って、貴方の友達よね?」
少年18「え?はい・・・。そうですけど・・・」
女09「彼ね・・・・先日、亡くなったの」
少年19「・・・・え、な・・・なんで!!?」
女10「・・・そして、現場の状況からして恐らくは他殺・・・誰かの手によって殺された、」
少年20「・・・一体・・・、誰が・・・、そんな」
女11「・・・現場から、採取された犯人のものと思われる指紋を鑑定したんだけど・・・それはね・・・・・・・貴方のだったのよ」
少年21「・・・・は・・・?」
女12「貴方が、そのカンナ・ホーベル君の殺害事件の容疑者、ってことよ」
少年22「そ、そんな!!何かの間違いです!オレ、カンナを殺してなんていません!!
それに・・・、カンナとは長いこと会ってなくて・・・」
女13「でも、現場から貴方の指紋が出たのは事実だわ。・・・あ、煙草いいかしら」
SE:煙草を取り出し、火を点ける
少年23「けほ・・・、【煙に咳き込む】・・・でも・・・、本当に・・・オレ・・・やってません。」
SE:窓を開ける
女14「・・・ふう〜【煙を吐き出す】・・まあ、私たちは目の前に出た証拠を重要視するから。いくら貴方が『やっていない』と訴えても聞き入れてもらえないでしょうね」
少年24「・・・・・・なら、オレは・・・(いっそのこと・・・)」
女15「・・・なにはともあれ、・・・賢明に生きることね。この、世の中で『警察機関』に歯をむくということは・・・・死以上の報いを受けるわよ」
少年25「・・・・ユーヤさん、この車は・・・どこに向かってるんですか・・・」
女16「・・・さあ、・・・どちらにしても貴方にとっては地獄"なのかもね」
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ME:クラッシックのような
SE:扉をノックして、開ける
弟01「兄さん、明日また新しい『玩具』が届くよ」
SE:ナイフを回す
看守長04「・・・そう、・・・今度のは、いつまで保つか・・・見物だな・・・くくく」
SE:ナイフを投げる(突き刺さる)
ME:消音
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