という存在。(1)

【台詞数】

私…12

女執事【ケイ】…1
少女a【saya】…5
少女b【蠍媛】…3
少女c【あ〜やん】…3

総台詞数…24



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ME:オルゴール音



私N(1/1)神様は、奇跡なんて起こしてくれない。
もし何百回の確率で、その奇跡が起きたなら……
それはきっと、ごく一部の限られた人にしか与えられないモノだろう。

でも、もし叶うなら………



ME:OP曲





SE:環境音(車の通る音や雑踏の中等)
(だんだん小さくなる)


執事(1/2)『……では、また暫くしたらお伺いに参ります。……“お嬢様”』

私(2/3)『…………。』


SE:扉が閉まる音

SE:毛布を脱ぐ


SE:歩き出す



私N(3/4)いつからだろう、
人という存在が怖くなったのは……

いつからだろう、
この『部屋』という限られた空間から出ることが出来なくなったのは………


ああ、人は、人は
他人(ひと)は 自分と違う


自分と違うものと
一緒にいること、呼吸をすること、
話すこと、視線を合わせること、


生きることが……苦しい、

怖い。


そう、何よりも………


傷付けられるのが………怖い。


私(4/5)『………ボクは、他人(ひと)が怖い………』


私N(5/6)そして、何よりも…………





SE:しゃがみこむ

私N(6/7)そんな自分自身が、嫌い。



SE:ぎゅっと、手を握りしめる

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