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保健室番外編。


「失礼し…」
「待ってましたあシュヴァーン先生!…って、あれ、鹿は?」
「鹿?何のことだ?」
「え、シュヴァーン先生は昨日と今日は奈良に修学旅行に行ってたんですよねえ?」
「ああ。それがどうしたんだ?…そう言えば、これをラナドール先生に」
「なんですか?これ」
「いや、大したものではないが、一応土産でもとな」
「…ありがとうございます。うれしいです、すごく」
「…あまり嬉しくなさそうだな」
「いえ、そんなことはないんです。うれしいですよ、ほんと。でも奈良に行くって言うから私てっきり鹿をお土産に連れてきてくれるものかと思ってまして」
「…そんなリスクの高い土産など持って帰れる訳がないだろう」
「そうですね、男性のシュヴァーン先生が鹿に乗ると鹿の負担が大きそうですもんね」
「女性の君が乗っても鹿の負担はかなりのものだと思うがな」
「いいなあ、鹿」
「…はあ」


お土産は色々な種類の生八つ橋の詰め合わせとか。


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