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「おいソラ」
「ん?どうしたの?」
「…これ」
「ドーナッツの箱…?ああ、ごめんごめん、私テーブルに置きっぱなしだったね。ちゃんと捨てておくね」
「ち、違う。…これは、お前にやる」
「やるって言われても…あ、箱の絵がかわいいからくれるって感じ?」
「っ、いいからさっさと受け取れ!」
「うわあ…あれ、重たい…?」
「あ、あとはお前の好きにしろ」
「?」
「ぼっ、僕はもう城に向かうからな」
「? うん」




「どうしたんだろ、エミリオ」
『シャルティエが喋ったんだろ、多分』
「シャルが?なにを?」
『ソラがあのドーナッツだかってやつを食えねえってことをだ。だからリオンがわざわざ買ってきたんだろ。あの白髪、馬鹿だが気が利くじゃねえか』
「そっか…なんかシャルにもエミリオにも悪いことしちゃったなあ」
『お前の気にすることじゃねえだろ。構わず食っちまえよ』
「ありがたいんだけどさ、すごい量のドーナッツなんだけど。箱にぎっしり入ってるんだけどどうしよう、こんなに食べられないよ。あ、アースも食べる?」
『馬鹿かお前。俺ソーディアンだからな』
「ドーナッツをさ、こうやって…ほら」
『刀身にドーナッツを突っ込むんじゃねえよ…!』

お洒落ソーディアンの出来上がり。

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