朝コンビニで買ったお菓子を
机の上に並べて数える。
それをまいう棒を加えながら
見つめるのは他でもない敦だ。

「ねえ、これ全部食べていー?」

並べたお菓子に指を指して尋ねる。

「だめ。」

そもそもこのお菓子は敦のために買ってきたものではなく、
文化祭の出し物のおまけとして配るお菓子だ。
それを敦に渡したら綺麗にたいらげて帰ってくるだろう。

「くるみちんのけちー」

私が即答に返すと拗ねたようなトーンでけちと言われてしまった。

「絶対それ言うと思った」

机の横にかけてあるカバンの中を探る。
敦が何してんの?なんて尋ねるから
私は秘密と笑って答える。

「はい、これ」

探してたものをみつけてそれを敦に渡すと、敦は嬉しそうに受け取った。

「これ、くるみちんが作ったのー?」

そして中に入ってたクッキーをほう張りながら聞いてくる。

「うん。そうだよ」

そう答えると敦はまた嬉しそうに笑って、
私の頬にキスをした


ちゅっ
(///‥ちょっ!敦っ!)
(くるみちん顔真っ赤ー)



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