散歩途中にたまたまくるみを見つけた。

「よお」

俺が声をかけると耳に指してた
イヤホンを取って朗らかに笑うと、
「よお」と返してきた。


「…散歩か?」

「ううん。お昼ご飯食べに行ってたの」


風でなびくサラサラした髪の毛を手で押さえながら
静かに答えるくるみは学校とは違うオーラで
俺の前でまた笑う。


「ひとりでかよ」

そう言うとまた可憐に微笑んで

「まあーたまには孤独もいいかなってね」


偶然隣の席だった
話すようになって、名前を呼び捨てで呼び合うようになって、
だけど付き合うとかそういうのは決してなくて
ただの友達だってそう俺の中では言いくるめてた


「大我は部活オフ?」

でも華奢な身体に秘めてる可憐なオーラと、
やわらかく微笑むくるみのことが
…好きなんだな俺

「まあ、そんなもんだよ」

俺が答えるとまたくるみは微笑んで
顔を赤らめた。



恋をしている
(これからどっかいかねえ?)
(うん、いいよ)


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ひさぶりの更新すいません。







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