初めて痛みを知った
2011/04/09 15:57

まあるい頭を撫でると、少しだけ嫌がるけれど跳ね除けたりはしない。
甘いものを与えると喜んで寄ってくる。
甘やかすとすぐに懐く。

まるで小さな動物のようであった。
かぶった帽子の耳はゆらりゆらりと揺れてる。
行動はちょこまかとしている。

年齢には見合わない人間であった。
年老いた発言をすることもあった。
しかし子供のようにはしゃぎまわることもあった。

そんなあの子は蜘蛛のようであった。
烏のようであった。
猫のようで、兎のようで。
遂には化け物のように扱う者もいた。

しかしあの子にはそんなことどうでもよかった。
あの子にとって重要なのは、自分の大好きな人間だけだったのだから。



前サイトの子。
前サイトの子たちはやっぱり愛着もあるし書こうかなーと思うこともあるのです。
でも皆やったら濃い性格ばかりだったので、書くときは性格とか容姿を弄ってるだろうなとか思ったり。
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