世界の隅っこでワン・ツー!
2011/04/05 19:34
さっらさらの髪を見ると、切りたくなる。
これは全国共通だと私は思ってる。
「かぁあんだぁあああ!待って待ってください待て待ちやがれっつてんだろぉお!」
「誰が待つか!」
「いいから待っててば!その髪切らせてよ!腕に自信あるから!」
「お前いい加減にしねえとぶった斬るぞてめえ!」
「その前に私が神田の髪をぶった切っちゃうんだからね!」
「うぜえ!」
黒い髪を追いかける。さっらさらのポニーテール。
どうしても切りたい。何としても切りたい。返り討ちにあってもいい、切りたい。
右手に構えた大鋏をしゃきんしゃきんと鳴らしながら追いかける。
そうだよね鋏だってあの髪切りたいよね!
エクソシストになって、この鋏でアクマの髪とか色々切ったけど、でもやっぱり私はあの髪が切りたいの!
「神田あ!先っぽだけでもいいから切らせてー!」
「嫌だって言ってんだろこの変態鋏女ぁ!」
「何て言われてもいいから!切らせて!」
「今日も今日とて、教団は元気さあ」
ラビが目線の端っこの方で新聞を抱えながら何かを言った。
D灰。らしきもの。
久々に読み返して書きたくなりました。
何だか私の中で鋏=変態みたいなイメージがついてるのはご愛敬ということで。
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