心から好きだったあの人もやがて見知らぬ人になる
2012/07/07 00:27

※無条件戦争と黒子のバスケのクロスオーバー的な話です


あの子と黄瀬

「あっ、夕空っちじゃないっスかー!久しぶりっス!」
「わあ久しぶりだね黄瀬。そしてさようなら黄瀬」
「待った待った!早すぎっス!」
「そんなことないよ、初めの挨拶と終わりの挨拶があったでしょ」
「間がねえっスよ!」
「あったあった、句読点とか」
「間とは数えねえっスよ、それ。もーなんでそんなに避けるんスかー?」
「黄瀬のファンの女の子が怖いからだよ。視線で人は社会的に射殺せるんだよ?」
「そんなことないですってば!折角会ったんだしお茶でもどうっスか?」
「黄瀬、話聞いてた?君は一応モデル(笑)なんだし嫌だって言ったんだけど」
「一応でも(笑)でもねえっス!せめて立ち話だけでもしてくださいよ」
「なんでそんなに必死なの」
「積もる話があるっスからね!」
「へー…」
「話す気になってくれました?」
「うん。黄瀬、キョウハイイテンキダネー」
「今日曇りだし棒読みすぎっス!」


彼女と高尾

「あれ、高尾くんだ」
「あ、呼吸ちゃんじゃん。どしたの?」
「えっとね、世界ちゃん見てない?帰りに遊びに行くって言ってたからここかなーと思ったんだけど」
「あー、真ちゃんと世界ちゃん比較的仲良いよなー。でも今日は見てないぜ」
「そっか…。わたしもこっちに用事があったから一緒に帰ろうと思ったんだけどな」
「そーしょぼくれるなよ、呼吸ちゃん!ほれ、ジュースあげよう」
「わ、いいの?」
「そりゃ勿論!」
「ありがとう、高尾くん。わあ…、おしるこお餅入りなんて初めて見たよ!」
「真ちゃんがよく飲んでんだよー」
「美味しそう、頂きます」
「あ、喉詰まらせないように気を付けなよ」
「………ごほっ、げほ、!」
「呼吸ちゃん大丈夫か!?ごめんな」
「大丈夫だよ。ごめんね、ありがとう高尾くん」
「やっぱ人に勧めるべきじゃなかったな、わりい」
「そんなことない!とっても美味しかったよ!ちょっとお餅が大きかっただけだよ」
「…そっか、ありがとな呼吸ちゃん」
「?、わたしの方こそ、おしるこくれてありがとう。高尾くん」


少女と赤司

「弐影」
「ひっ…、あ、赤司くん…」
「久しぶり、元気そうで何よりだ」
「う、うん。赤司くんも元気そうでよかった、よ」
「どうしたんだい、そんなびくびくして」
「後ろから話しかけられると、つい、その、ごめんね」
「いや、いきなり話しかけたのは僕だからね。謝らなくていいよ」
「えと、それで、その、どうしたの…?」
「一人でいるなんて珍しいなと思って声を掛けただけだよ。それに久しぶりに会ったしね」
「今日は偶々で…。赤司くんはどうしたの?京都の学校行ったんだよね」
「そうだよ。ちょっと用があるから来ただけ」
「そっか…」
「ところで弐影」
「うん…?どうかしたの?」
「なんでちょっと距離をあけてるのかな」
「え、(…怖いからとは、いえないし、えとどうしたらいいんだろう)」
「もう少しこっちにおいで。そっち車道だから危ないよ」
「あ、うん…」
「そうだ。ここで会ったのも何かの縁だ、少し何処かで話でもしようか」
「あの、わたし、」
「……行くよね?」
「…うん、勿論だよ」



黒子のバスケと無条件組!
凄く書きやすいです
日常的な世界観はクロスオーバーしやすくていいですね^^
黄瀬くんと試は試が黄瀬くんを少し苦手に思ってます。しかし結局立ち話する仲です
高尾くんと呼吸は普通に仲良しです。普通に腕組んで買い物行ける程度の仲良しです
赤司くんと世界は弱肉強食です。赤司くんは世界がびびってるのを知りながら押します

その内、熱が冷めない内に黒子のお話も書きたいなあと思いながら小ネタを纏めています^^
でもシリーズものが今二つ終わってないので終わってからかなあとか思ってます
少なくとも鳴門の方は終わらしてからにします!多分
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