止めたところでだから何?
2011/12/03 15:46

引き続き意味のない会話集

「…なんですか?」
「うん?なにが?」
「ずっとこっちを見られていては集中できないんですが」
「あ、ごめんね。骸くんの目があんまりにも綺麗だったから」
「………。夕顔、そういうのは男が女性に言う台詞ですよ」
「そうかな?素直に意見を言っただけなんだけどな」
「…こんな呪われた目は綺麗じゃありませんよ」
「わたしは好きだし、綺麗だと思うけどなあ」
「君の目は節穴ですね」

「……おい、言嶌」
「はい、なんでしょうか、神田さん」
「お前どうしてここにいる」
「えっと、お散歩です。お花が綺麗だったから…」
「…折鶴が、お前は昨日から点滴で動かないようにと言われてると聞いた」
「……、えっと、その」
「お前どこから森に降りてきた」
「その、あそこの窓から……、すみません」
「馬鹿じゃねえのか、お前」

「おお、弐影じゃないか!」
「ひっ、あ、な、七松先輩…」
「今日は元気そうだなー、良かったな!」
「は、はい。ありがとうございます…」
「よしっ、元気ならバレーをしよう!楽しいぞー!」
「え、わたしは、その」
「そうと決まればメンバー集めに行くか!いけいけどんどーん!」
「その、わた、あー……」
………
「試ちゃん、世界ちゃんが誘拐されたよ、どうしよう!?」
「…流石暴君、七松先輩。としか言いようがないよね…」

「折鶴、何食べてるんですか?」
「あ、アレン。これは紫陽花ケーキだよ」
「紫陽花?あれ、食べれるんですか!?美味しいですか!?」
「そんなに目がきらきらするとは思わなかったよ…、まあうん、このケーキは美味しいよ」
「へえ…、どんな味なんですか?」
「味っていうか、紫陽花本体には毒があるから色だけ紫陽花なの。味はブルーベリーだよ。ほら、飾りが紫陽花の形でしょ?」
「そうなんですか。毒があるのは知らなかったです」
「うん。だからお腹空いても食べちゃ駄目だよ」
「折鶴、僕を何だと思ってるんですか」
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