- ナノ -

記憶の彼方にて輝く
欠片を慈しむ人
指の震えが止まりますよう
綴る言葉が鼓膜を揺する
足下に縋る不安
どうかまやかしと言って
現実という名をした悪夢
翳る瞳ごと包めたら
愛を伝える許可を求む
仄かな輝きに救われた
悲劇のお姫様気取り
狂気を孕む愛に死ぬ
沈みゆく手に触れさせて
柔らかな愛に触れた日

後書き

番外編

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