あなたがほしいの | ナノ



「あっ…ちょっも、むりだ…いざ…っぁ」
「いや、出来るよ頑張りなって」

クチッグチュ…
静雄が自らのペニスをいじり卑猥な水音が響く
臨也の自宅の寝室、黒に統一された部屋が静雄の肌の白をいっそう強調する
先程からいやらしい水音と静雄の喘ぎ声ばかりが部屋にこだまするだけだった

「ほら、ちゃんと乳首もいじらないと、シズちゃんここ気持ちいいでしょ?」
「きゃぅんっ」

臨也が静雄の胸の飾りを強く抓れば静雄は快感に震える

「シズちゃんさー…ちゃんとイく気あんの?さっきからのろのろ触ってるだけじゃん」
「だって…ぜ、んぶ一人でっぁ、むり…ひぁっ」

透明な先走りで濡れぼそった性器は余計に音を出し静雄の羞恥を高めるだけで、決定的な快感は得られない
しかし臨也は時折静雄に少し愛撫するだけで、一向に見ているだけだった

「ほらシズちゃん、一回だけ自分ひとりでイってよ、一回だけでいいのにできないの?」

先程から臨也が手を出さないのは、臨也からの提案のせいだった
「静雄一人で自慰をしてイく事ができたら、ご褒美をあげる」というものだった
快感にめっぽう弱いうえに臨也とのキスにトロトロにとろけた頭にご褒美という言葉はあまりにも甘美で、思わずうなずいてしまった
了承してしまった後にはもうひけない、臨也にならされてしまった体は静雄の拙い愛撫では達するまでに物足りない

「いざやあ…おれ、一人じゃ…」
「できないの?」
「いざやの…くれよ…」

快楽にとろけた顔で臨也を見つめる
いつもの臨也なら静雄が望む前にさんざん可愛がるのだが、今日は違った

「だーめ、シズちゃんが一人でイかないとご褒美あげないって言ったでしょ」

にっこりと臨也は言うが、静雄にとっては生殺しだ
自分一人の自慰ではもういけないのだ、臨也に触ってもらって初めて満足できるほどに臨也に抱かれたのだから
静雄は目に涙をためて自身のペニスを擦り上げるが一向にイくことはできない

「ぅあ…っも、いざ、おねがい」
「シズちゃんは仕方ないなぁ、かわいくおねだりできたら、いいよ」
「あんっ…ひぁ臨也の、ちょうだい…」
「俺のなにをーどこに欲しいのー?」
「〜っ…い、臨也のおちんちんを静雄のケツマンコに入れてください…」
「ふふっよくできました」
「ひあ、ああぁぁんっ」

静雄のやらしいおねだりに興奮した臨也は自身のペニスをスラックスから取り出し、二、三回扱いてから静雄に一気に突き入れた
静雄は待ちわびた中の熱さをきゅうきゅうと締め付ける、と臨也もたまらなく声をもらす

「くっ…ふ、シズちゃん…気持ちいい?」
「あ、ひぁん、きも、きもちぃからぁ」
「だよねぇ、だってシズちゃんの淫乱ケツマンコきゅうきゅうっておれの締め付けてるもん」
「ああっお、おく、ばけしっひぃんっもぅ…ぁいっいっちゃ…」
「いいよ、突っ込まれないとイけないシズちゃん、ザーメン好きなだけだしちゃいなよ」

臨也の動きがいっそう激しくなり、静雄のいいところまで的確に突き上げる
グチュグチュと漏れる音は二人の興奮剤にしかならない

「あ、もぅそこ、だめぇ…あん、いっちゃぁ、きゃぅんっ」
「ほら、イけよ淫乱っ」
「ひゃああぁぁんっ」
「…っくぁ」

静雄が絶頂に達した締め付けに臨也も静雄の中に精液を出す
いつも以上の羞恥に疲れのか、静雄は力なく、くてんと眠ってしまった
静雄に自身をいれたまま臨也は静雄の額にキスをおとし彼もまた眠りについた




あなたがほしいの





「ん、ふぁわ…っあ!?なか、入ったままじゃねぇか!!」
「あ、シズちゃんおはよう、昨日はシズちゃんのおねだりかわいかったぁ」
「いいから抜けこの変態いいいっ」
バキイィィィッ



◇◇◇
エロ練習でした
書けば書くほどシズちゃんがキャラ崩壊してきます
あうあう



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