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ぼくは変な顔でいじけていたようで、花ちゃんはぼくを見てクスクス笑った


「ひろちゃん、腕組んでもいいよ」

花ちゃんがぼくに右腕を差し出した

「いいの?」


ぼくは、考えてたことが伝わったみたいで嬉しくなって、花ちゃんの腕にぎゅっと抱きついた


たくさんお洋服の並ぶショーウィンドウに写ったぼくと花ちゃんの姿はとても幸せそうだった

「ねぇ、花ちゃん」

「なぁに、ひろちゃん?」


ぼくより少し低い花ちゃんの背丈


「ぼく、今すごく幸せ」


ぼくを見上げる花ちゃんは天使みたいに微笑んでる


「はなも、すごく幸せ」




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