6話









「私の…願いは…」





「そう、貴方の願いは何?」









私の願い…本当に、本当に叶うのなら…






「私を…私を人間にできる?」





女はにやりと笑うと小さな小瓶を取り出した





「出来るに決まっているじゃない 契約しましょ?
貴方の声と引き換えに人間にしてあげる 」





「声が無くなるの?」





「そうよ、もし人間になりたければこの薬を飲んで
飲んだら契約は成立 私は貴方の声を頂き 貴方は人間になれるの」






私は女の出した契約が怖かった


でも…




「…分かった 声を引き換えに人間になるわ」





私は女から薬を貰い一気に中身を飲んでしまった…










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