「ロボはキスってシってる?」
「……何、いきなり」
「ねー、シってるー?」
「………知ってる、けど?」
「ママがね、スきなコとするものなんだよってオシえてくれたんだ」
「…そう。良かったわね」

ちゅ。

「─────、っ!!!???」
「ボク、ロボのことスきだよ!」
「……そう」

初めてのキスは暖かいと感じた。ロボット同士だから決して暖かい訳はないのだけれど。メカの笑顔を見たら何故だか胸の辺りが熱くなった、気がした。これが好き≠ニ言うことなのだろうか。……まさか、ね。私に感情はプログラムされていないのだからそんなことあるわけ、ない、よね?

「ロボはーボクのことスきー?」
「……ぇ、」

じーっ、と見詰められるとまた胸が熱くなった。どう答えれば良いのだろうか。そもそもメカの言う好き≠ヘ恋愛の好き≠ニ言う意味ではないだろうし。だったら好きと答えても差し支えない筈だ。

「…………好き、かな」
「ホント!?わーい、ロボスきー!」

そしてもう一度キスされた。


不安定な恋心
(ロボ、カオアカくなってるよ?)
(…気のせいじゃない)

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
プーはメカに何教えてるんだろうね全く←
メカロボはメカ←ロボって感じかな…




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