女だったら子供だって産めるし他人から白い目で見られることも無い。万々歳じゃないか。

「こんな関係やめよう」
「嫌だ」
「…なんで分かんねえんだよ」
「ちっとも分からないけど」
「馬鹿か」
「馬鹿で良い」
「馬鹿」
「うん」
「頭撫でるな」
「ごめん」
「抱き着くな」
「ごめん。…泣いてるよ」
「泣いてねえ」
「ごめん」
「…馬鹿」

優しくなんかするからいけないんだ。コイツが優しいからいけないんだ。好きなんだよ大好きなんだよ。自分が思っている以上に俺は。

「大丈夫だよ。俺はどこにも行かないから」
「嘘だ」
「嘘じゃない」
「そんな都合の良いことある訳無い」
「ある」

いつもは飄々としているのにこういう時だけは真面目な顔になるんだから質が悪い。どうでも良くなってくる。今までもやもやと考えていた事が全部。

俺は男だけどコイツの傍に居たいです。


正しさなんて求めない
そっと抱き返したらもっと強い力で抱き返された。

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
別に赤青じゃなくても良かったと思う←
ディドは馬鹿だけどまともな子です




「#ファンタジー」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -