「ボリスちっちゃいよね」
「お前がデカイだけだろ」
「そうかな」
「そうだよ」

抱き締められると体格差が分かってしまうからちょっと嫌だけどその代わり安心するから良しとする。コプチェフの匂いが鼻孔を擽る。何が良いのかは分からないけどただ単純に良い匂いだと思う。

「コプチェフ」
「何?」
「もっと」
「…うん」

コプチェフの力が籠る。抱き締められて安心するなんて女子供みたいだ。けどそんなことどうでもいいと思えるから不思議だ。コプチェフの何がそうさせるのかは分からないけど、多分自分が思っている以上にコイツのことが好きなんだと思う。

「ボリス」
「何」
「キスして良い?」
「…いちいち聞くな」
「うん、でも一応」

コプチェフの手が顔に掛かっている黒髪を退ける。顔を固定されて唇に唇を押し付けられる。むず痒いような感じが胸の内に広がった。一度離れてまたくっ付いて。その繰り返し。

「も、…良いだろ」
「えー」
「腑抜け面すんな」
「してないよ!」


落ちて落ちて、底はどこ?


どうやらあとは下降するのみのようです
(知らない)

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
とりあえず運狙が書きたかった!
……うん、不発した←




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