今日は非番で一人寮で時間を過ごしている。コプチェフはラーダカスタムの整備をしに行くと言って署に居るので久し振りに一人きりの時間を過ごした。ドラグノフの手入れを終え手持ちの銃は全て手入れし終えたのは随分前で。……正直暇だ。ここ数年、二人でいることがほとんどだったから一人でいる時はどうやって過ごしていただろうかと忘れてしまった。それでずっとただベッドに寝転がっているだけなのだが。時間が経つ毎に苛立つ自分が分からなかった。何故自分はこんなにも苛ついているのかと考えて……いや、それは無いだろう、と。自嘲気味な溜め息が出た。昔の自分なら空白な時間など何とも思わなかったはずだ。それが今では誰かの帰りを待ち焦がれているなんて。一人が寂しいなんて。我ながら有り得ない。

「疲れてるんだな…」

全部疲れとあいつのせいにしてしまおう。それで取り敢えず帰ってきたら一発殴ってやろう。


あなたが世界にこびりついてる
(何をしてもあなたを思い出すばかりで)

まだ素直にはなれないの。

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一人が寂しいボリスとか
理不尽に殴られるコプw←




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