今日もまたアナタに殺されてしまうのですね。ごめんなさいごめんなさい。アナタが嫌いなわけではないの、だけどアナタは人を殺すから。やっぱり少し怖いの。私がアナタを見て怖がるとアナタはとても哀しそうな顔をするの。自分では気付いていないのかもしれないけれど、とってもとっても哀しそうなの。ぎゅーって抱き締めてあげたいけれど。そうする前にはいつもアナタに殺されているから。私が伸ばした腕はいつも届かないの。最期に見る光景はいつも笑いながら泣くアナタ。名前を呼びたくても声にならなくて。もどかしさの中で私は死んでいくのです。独り残されたアナタはまだ泣いているのでしょうか。死んでしまった私には分かりません。また明日になれば何もかも元通りなのかもしれないけれど。アナタを救えなかった日がまた一日、もう一日と増えていくから。明日こそは。明日こそは頑張ります、と。何度も何度も心に決めた。ああでも今日も失敗みたい。

人生って上手くいかないね。


ご機嫌よう、優しい優しい死神さん
ああもうそろそろ。ごめんなさい、また明日。

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覚醒のことも愛してあげたいけど上手くいかないみたいな



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