「おし、食ったし、続きやろーぜ!」
「まだやんのかよ…」
「せーの」
「…あ、俺か」
「阿部なの!?」
「「(最悪だ!)」」
「うーん…あ(ニィ)」
「(こ、怖ぇ…)」
「8番と3番がコスプレ」
「コスプレだぁ!?」





(8:花井)と(3:三橋)がナース服を着る





「ちょ、お前!」
「コスプレかよ!」
「三橋の家に、そんなもんが「ある、よ!」
「「えぇ!?」」
「前に、着たんだ!」
「…なんで」
「阿部く「三橋」
「な、に阿部くん」
「何あったっけ」
「えっと、ナースとセーラー服 とメイドさん!」
「じゃあナースな」
「(変態か…)」
「(変態なのか…)」
「(後で借りてーな!)」


阿部と三橋は特に気にしていないようです。


「で、8番3番は?」
「(よ、よかった…)」
「(違う!)」
「(嘘だろ!?)」
「お、俺3番だ よ!」
「おー三橋か」
「三橋は…うん、かわいいしいいと思う」
「8番は?」
「………俺だ」
「え?」
「は…花井?」
「……あぁ」


途端に笑いだす彼ら。


「はぁっはっは!」
「花井…花井って!」
「ギャグだ!」
「ギャグでしかねーじゃん花井がとか!」
「うっせぇよ!」
「花井ってホントにクジ運悪いんだな」
「真顔で言うな…余計に悲しくなるっての…」
「俺も着たかったなー」
「「…」」
「マジかよ…」


ものすごく落ち込んでいる花井(そりゃそうです)。


「…」
「花井、ぐだぐた言うなら先に三橋な、一着ずつしかねーし」
「は!?おい、あ、阿部待っ「三橋、着替えてこい」
「う、ん!」
「ああぁっ!」


花井の叫びも虚しく、三橋は着替えてに行きました。


「せめて、先にやった方がよかったのに…」
「どんまい花井」
「花井はナースでもかっこいいって、ゲンミツに!」
「田島…」
「気休めだな」
「あーべー…っ」
「んだよ」
「マジでお前恨むわ…」
「恨むなら自分のクジ運を恨めっての」
「うっ…」
「阿部く、ん!俺着替え終わっ、たよ!」


そうこうしてるうちに、三橋の着替えは終わったようです。


「おー、来い三橋」
「う、ん!」
「「…」」
「俺、似合 ってる?」
「うぉー…」
「やっぱり普通に見れる、大丈夫だな」
「すげー…」
「…俺似合って、ない?」
「三橋華奢だしなー」
「ホント細せー」
「(俺着たらやばいって!絶対!!あー…)」
「俺も着たい!」
「お、れ にあ…」
「似合ってるよ、三橋」
「「!」」
「阿部、くん…」
「かわいいよ」
「うひっ」
「(…やっぱり)」
「(阿部って)」
「「(変態…?)」」


…阿部の変態疑惑はさておき、次は花井です。


「じゃあ、花井くん、あっちで着替え しよ!」
「………おう」
「いってらっしゃーい」
「楽しみー!」
「うっせぇよ!」


パタン、とドアが閉まると同時にシンと静まる。


「ぶっちゃけ、すごく危ないと思う」
「そりゃそうだ」
「花井、背、高いしな」
「ガタイも…まぁ、俺たちの中じゃいいし」


みんな想像をして、若干背筋がゾワッとしています。
と、そこへ、


「できた、よー!」
「…」


三橋と花井が戻ってきたようです。
腹を括った花井は、顔を真っ赤にして出てきます。


「おら、着てやったぞ!」
「「…」」
「な、なんだよその目は!似合ってねーのはわかってんだよ!笑えよ!!」
「いや、その」
「うん」
「だからなん「花井ゲンミツに似合ってるぞ!」
「………は?」
「…笑えるほど似合ってないわけじゃねーんだ」
「むしろ、あり、か?」
「花井、ガタイいいけど細いからな」
「三橋がかわいいなら、花井はきれい、みたいな」
「髪がありゃ完璧だな」
「花井きれいだぞ!」
「花井くん、きれ、い!」


みんなの言葉に俯いていた花井は、わなわなと身体を震わせると、バッと顔をあげて、


「きれいって…男としてどうなんだよ!きれいって…きれいってええぇ!!」


と吠えましたとさ。


「褒めてるのにねー」
「だったらクソレ、てめーも着るか?」
「…阿部の鬼」
「花井、クソレがきれいかわいい女の子みたいー、だってさ」
「みーずーたーにー」
「ちょっ!?」
「ふーん…水谷ってそーゆーこと誰にでも言っちゃうんだー」
「さ、栄口っ!」
「うーわー、クソレってばさいてー!」
「阿部ぇ!」
「水谷のばか」
「二人とも待っ…!誤解だからあぁああぁ!」


水谷も、吠えました。



―――――
やまもおちもいみもなにもない\(^O^)/笑
花井って結構イケると思うんだ←なんだ
阿部はヒドイヤツだよ←



人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -