トゥルルルル
トゥルルルル
トゥルルルル

がちゃ

留守番電話に転送します

ピーとゆう音の後に録音してください. . . .


ピー


「ええっとですね、」

「聴こえてますかーえーとわたしです」

「…なんで人が一世一代の告白しようとしてんのにでないんだばかやろー」

「もう…銀ちゃんなんかだいきらい…」

「……なんか今日…えと、土方さんに告白っぽいのされて…」

「えと…なんか悲しくなったので電話しましたー」

「…うん、なんか…おかしいな」

「何で電話してんだろ…」

「今切れば録音残らないんだっけ…たしか」

「…てか留守録にいれる意味わかんな「切んなよ」


がちゃりと音がして、聴き慣れた彼の声がした。


「あれ、なんで…」

「居留守」

「なんっ……」

「お前の声、録音しとこーと思ってたんだけど」

「え……」

「んな泣きそうな声録っといたって意味ないだろ」

「…ぎんちゃ………」

「今から迎えにいく」

「…っ……」

「そしたらお前の言ってた一世一代の告白、聞かしてくれよ」

「うん…っ…」

「先に言っとくけど、俺はお前の事が好きだバカ」




聴こえてますか
とどいてますか
わたしのこえ。



「なんで先に言っちゃうのよばかあーっ!」
「んなこと言われても」
「いちいちかっこよすぎるんだよもう!」



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