よく晴れたマサラタウン。緑の家で3時のお茶を飲んでいたゴールドは、そのふんわりした雰囲気とは裏腹に、
「なぁゴールド。お前と赤ってどこまでいったんだ?」
という緑の言葉にお茶を吹き出した。
「ななな、何!?」
「いやだからさぁ、赤と、恋人として、どこまでやったのかと聞いてんだよ。
Aか、Bか、Cか?」
「古いぜ緑。
………てか、いきなりどうした?」
少し顔を赤らめるゴールド。すると緑は、
「気になってな」
とだけ返した。
「だってさ、赤と長い間幼なじみしてるけど、あれほど感情豊かな赤見たのはゴールドと付き合い始めてからだぜ?
それに赤の奴、淡泊だし基本的にポケモンバトル第一だろ?」
赤に人並みの甲斐性があるとは思えないからな、と、緑は続ける。
「キスしたのは知ってるぜ?赤が言ってたからな」
「じゃあ全部赤から聞けばいいじゃねぇか」
なんでオレから、とゴールドが問うと、緑は爽やかな笑顔で返した。
「なんでって、そりゃあ…
ゴールドからかうのが楽しいから?」
お前いちいち反応が可愛いんだよなー。あぁ、そういう意味じゃなくて、弟的な意味でな。
「〜なぁっ///!!?」
意地悪!
「………で、結局どうなん…「……………」」
「………赤……!」
「……ゴールドと、やけに楽しそうな会話してたね………」
「いや、これはちょっ……ギャァァァァアア!!!!」
|