主人公視点
「……青学と立海と氷帝って…」
「神奈川と東京の学校やな。どれも去年の合同合宿で会っとるやんか」
「そうだっけ…」
うーん、記憶が曖昧だ。
どんな人たちだったっけ…と思い出そうとしていると向こうから顧問の先生らしき人がやってきた。
「貴様ら早く集合しないか!いくら大阪から来たといえどたるんどるぞ!」
急に怒られた。なんて迫力…立海の顧問だろうか、さすがだなあ
「すみません。今集合させますので…。えっと、何先生でしたっけ?」
「……む、先生だと?」
「ちょっ…!優奈ちゃん!その人先生じゃなくて選手よ選手!」
「選手…?…ああ。すみません、さぞお辛いことがあったようで…」
「……!俺は教師ではないし、留年などしておらん!たるんどる!」
え…同い年!?驚きすぎて固まってしまった私。周りでは謙也や一氏たちが爆笑している。
「桜井ナイスボケやで!」
「やるやん!それでこそ四天宝寺の生徒っちゅー話や!」
気づくと立海や青学、氷帝の人たちも笑っていた。こっぱずかしい…。