俺が最近学んだこと。

仕事を詰めすぎてはいけない。
休みはきちんととらなくてはいけない。
恋人は放置してはいけない。
※注※
とくに、化け物は溜めると爆発する。
おもに、あっち方面で。

二ヶ月ぶりのセックスをした夜。
シズちゃんがぼっしゅーとしてきた(この際草野さん的発言でもかまわない)おもちゃで
それはそれはたのしく遊んだ。
っていうか、遊ばれた。

あいつが持ち帰ってきた紙袋にはお年頃としては、思春期まっさかりな高校生あたりが抱くような、夢と希望が入っていた。
四次元ポケットか、と突っ込みたくなるほどおもちゃが詰め込まれていたのだ。
シズちゃん、きっとどれもこれも試したかったんだろうなぁ……と遠い目をしてみる。

あの時着せられたセクシーランジェリーやバイブの他にもピンクローターや低温ロウソクに手錠などなどなど。
嬉々として詰め込んできたんだろう。
俺は潰れたというおもちゃ屋の店主を呪ったね。
今では、セックスの必需品となったおもちゃを求めて、シズちゃんがインターネットを駆使して探すほどである。バカだろ。ほんと死んで!

「おい」

「……なに」

「いま手前俺のことバカとか、死ねとか思っただろ」

「思ってない!」

「っつーか、集中しろよ。でねぇと……」

シズちゃんが手元のコントローラーのボリュームを上げる。

「あっあっ……つよい……よお!」

「ああ?強いのが好きだろ?びしゃびしゃ濡らして」

「ちが、ん ふ、あああ」

シズちゃんの指が黒いガーターベルトをつけた足と足の間に沈んでいく。
そのさまを見下ろしていると、嫌でも自分の乳首に貼られたピンクローターが目に入った。
ブルブルと振動しておっぱい全体も揺れている。
この、ヘンタイが。

今日も相変わらず、俺はおもちゃになってあげてる。



「あん!」







END





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素敵企画に参加できて楽しかったです!
神楽さま、締め切りを延長していただきまして感謝致します。
読んでくれてありがとうございました。

ツキミ


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