「うーん…どうしましょう…」
「何やってんだ本なんか開いて。現代文字の勉強かよ？」
「あ、王子！聞いて下さいよ！小鳥さんから動物占いって言うのを教えて貰ったのに、肝心の私の生年月日が載ってないんです！」
「…寄越してみろ。」
「…これの、ここのページで…ここ100年分しか無いんです！不親切でしょう？」
「…こういうのはパターンが有るから計算すりゃ割出せるだろうが…お前の生年月日でこの本読む奴はいないだろ普通…。」
「まあ！王子は私がお婆ちゃんだと言いたいんですか！」
「…あー？そうそうババア占いなんかしてんじゃねーよ。」
「酷い！王子との相性占いしたかっただけなのに！」
「……ったく、…ンなもん占わ無くったってババアになろうが生まれ変わろうが俺のモンだろうが。」
「お、お、王子…！」
「…ンだよ。」
「嬉しい…」
「バーカ。」