小ネタ | ナノ


「あれ?王子、何か落としましたよ?」
「あ?…あー。懐かしいもんが出て来やがったな。」
「何ですか?これ。」
「お前にやるよ。」
「え?はあ、ありがとうございます…。」
「ソレは遊馬に突きつけて『話がある。ついて来たまえ、遊馬巡査。』って言えば遊馬を好きにこき使える魔法の手帳だ。」
「あっ、分かった!遊馬くんが言ってたバリアンズ・カーディガンの手帳だ!」
「…ガーディアンだっつーの。」
「それで、私はどんな役職が貰えるんですか?」
「もー特に意味もねえし好きに決めろよ。」
「え、私警察の階級とか良く分かりません…あっ、警視総監なら聞いたことがあります!」
「はっ?おま」
「警視総監でいいや!警部さん、警視総監は何をすればいいですか?ってあれ、王子?跪いてどうしたんですか?」
「何なりとご命令をどうぞ、警視総監殿。」
「え、お願いが聞いてもらえるんですか!じゃ、じゃあー、えへへ、昔みたいに、そのまま手に口付けを…。」
「職権乱用。却下。」
「えっ、ええ〜っ!」
「なんてな。」
「!」











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