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暗闇を無闇に歩いていたらちょろちょろと蛇が見てえきた。

どうやらあそこにいるらしい


「アザミさん」

「………?
 ああ…【欺く】か…」

「はい。」

「何故此処に来た…」

「あなた達を助けに」


僕は本心を伝えた。

けど、アザミさんがシオンさんはもう助けられないと言った

…何故、?
理由を訪ねると―昔の能力の反動で出れない―と言ってきた

出れるとしたら誰かの命と引き替えにしないといけない、と


「そ、れって…」

「………」


僕は少し動揺したが、どうせ亡くすんだったら役に立つことをしないと。


「いいですよ。」

「ッ!!?」

「僕の命でよければ」

「わかっておるのか…そしたらお前は……」

「いいんですよ、たかが僕の命で救えるのなら。
 それに…」


―僕はこの世界から出ないと決めたので―

そう告げるとアザミさんは黙った。

そして意外なことを言った


「我も残ろう。
 一人だと寂しいだろ?」


僕はその言葉に吃驚した。

いいのだろうか…


「それに、お前ではこの世界を操れまい」


少しアザミさんが笑いながら言った

その笑みにつられて僕も笑った


そして僕の命をあげてシオンさんを外に出してあげた

けど、命をあげたのに痛みも何も感じないのは何故だろう?

そんなことを思っていたらアザミさんが答えてくれた

―この世界は死んだ者しか受け入れないからだ― と

それを聞いて僕は納得した。



「後はよろしくね、皆…」


僕はそう呟いて皆の幸せを願った。







―続くかも?―







アトガキ
長くなりそうだったのでwwwwwww

めちゃくちゃ時間がかかった(笑)
まぁ気が向いたら続き書きますw

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