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「―…ゃ、……しゅ…や!」
「んっ………」
「修哉!」
「ね………ちゃ…?」
目が覚めたら僕等の姉ちゃん………アヤノ姉ちゃんがいた
どうやらカゲロウデイズの中に入ることができたらしい
後は作戦の最終段階にはいるだけだ
「修哉、何で此処に…」
「あぁ、その事ね。
姉ちゃんを連れ戻しに来たんだ」
「え…?」
姉ちゃんが驚いた表情を浮かべている。
それもそうだ。
カゲロウデイズの中から出ることが出来るなんて姉ちゃん…いや、他の皆も知らないだろう。
一度中に入ってる僕は何故か簡単にはいることが出来たのは不思議だったけど…まぁ結果オーライってことでいっか。
さて、時間もないし姉ちゃんを外に出さないと……
「修哉…私が外に出たらあの蛇の思い通りにッ…」
「大丈夫だよ。
このカゲロウデイズはすぐ終わる。それにこの世界を作った人も助けるから問題ないよ」
「それって…」
あーあ、姉ちゃんが感づいちゃったなー…
ま、それでも問題ないけどね
僕は姉ちゃんを無理やりカゲロウデイズの中から出した。
出したとき姉ちゃんが―死なないで!―って言った…
ごめんね、そのお願いは無理かな……
そう心で呟きながらアザミさん達を探した
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