「節分…豆まきねぇ」
「ぶつけてやろうか?」
「いやいやいや。シズちゃんが豆持ったら、それもう実弾にしかならないからね?!」
「…………そこまでじゃねぇだろ」
「はいはい。デコピンで人を吹っ飛ばす人の話は聞きませーん!それより、やっぱり此処は恵方巻きだよね、ネタ的にさぁ」
「ネタ…?てか、どこから出たんだこの太巻き。あとテメェ、デコピンの時居なかったよなぁ?」
「まぁまぁ、細かい事は気にしない!はい、シズちゃん。あーん?」
「なんで」
「こういうイベントなんだよ?シズちゃん、バカなのは知ってたけど節分も知らないの……?」
「よし、南南東に向けて思いっきりぶん投げてやる」
「あ、ちゃんと知ってる。すごいじゃん」
「……テレビでやってた」
「ふーん。そっかそっかぁ」
「んだよ、ニヤニヤしてきめぇ」
「べーつーにぃ……って、痛っ!」
「ニヤニヤしてっからだ」
「手加減、忘れてるじゃん!」
「テメェがウザ過ぎて手加減し忘れた」
「それじゃあ、手加減する時ないじゃん!!」
「……自覚あんのか」
「え? なにが??」
折原さんに自覚などない。
ちなみにシズちゃんが、恵方巻き差し出されて"なんで?"って言ったのは、臨也が食べた方がいいだろ。エロくて。って思ったからです
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