「…シズちゃん。甘いモノって好きだよねぇ」
「あ?…別に、嫌いじゃねぇけど」
「えーと…もしも、なんだけど…。俺がチョコあげるって言ったら…食べてくれる?」
「っ…!お、おう。 まぁ、アレだ。毒とか入ってねぇならな」
「えー、それはちょっと確約出来ないんだけど…」
「なんでだよ?!」
「この時期になると、事務所の前に毎年たくさんチョコレートが届くんだよね。いつも万一の事を考えて処分してたんだけど、勿体無いなぁって、ね?」
「いいぜ。解決してやるよ」
「え、マジで?いやぁ、助かるよシズちゃん」
「おう。渡す相手がいなきゃ、チョコも届かねぇもんなぁ?なぁ、臨也くん」
「いや待って、シズちゃん拳握るの待って!!」
弄ぶから悪い。