▼「流石六代目です、塑琉奈さんを入れるのは得策ですね」
「いやいやぁ〜!それほどでもぉ〜!」
キラキラとした目には、塑琉奈を映してメイビスが口を開く。それにマカロフが照れたように体をクネクネを動かすのに、マカオは「きもちわるっ!」っと指摘。
「にしてもよ、本当に大丈夫なのか?塑琉奈を入れて…」
俺たちはアイツが魔導士だって知ったの最近だしよ。っとワカバが心配なのかそう言葉を漏らす。
「オレは早く見たいけどなー、母ちゃんの戦う姿。」
「うふふ、そうですね…」
ロメオの言葉に、やんわりと笑い頷くメイビス。そして、また前を見据えてから「信じるのです」っと皆を諭すように、言い放った。
▼妖精の尻尾Bチーム、その出場を目にして、会場の観客席の近くにいたイワンは、じとり、とある一人を見つめながら舌なめずりした。
「まさか塑琉奈ちゃんが出てくるなんてなァ…」
これは、これは、実に愉快。あんだけ酷い思いさせてやがったのに…あーんなに元気に笑ってやがるよォ。
ラクサスちゃんと仲良くしちゃってまァ…ヘドが出る。
その笑顔、まぁた壊せられるなんて…最高だねぇ…。
「玩具は増えるほど壊し甲斐がある」
楽しみだなァ、楽しみだなァ、次はどんな絶望を…渡してあげようか…?
どんな顔、してくれるかなァ…!
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