▼おまけ2

▼ギルドにて。未だに一夜化した事実に立ち直れないナナシとラクサスが、カウンター席で二人俯いて佇んでいた


▼ラク「まさか…よりによって塑琉奈と戦ってたなんてよ…」

ナナシ「か、母さんを傷付けてしまった…」

はあーっと、お互いため息しか出てこない。それにミラは困ったように笑う

ナナシ「ラクサス…今回の件でまたBOFするなよ…?」

ラク「しねぇよ…!」


▼塑琉奈「まーだ落ち込んでんのかよお前らー。大丈夫だって。ラクサスもナナシも一夜さん化した時、すげーイケメンだったぜ?」

ナナシ「それはない…」

ラク「それはねぇ…」

ミラ「うーん、どうかしらね…」

塑琉奈「あれ???イケメンだと思ったの俺だけ??」


▼塑琉奈「ほらほら!辛気臭いのもうおしまいにしなさい!ご飯作ってやるから!」

ナナシ「母さん…、因みに俺は母さんに何を、したんだ…?」

塑琉奈「えっ?うーんと、刀で斬り掛かって、鬼百合と姫檜扇…だったか?」

ナナシ「うわぁああああ!!!!!母さんごめんなさい!!!!」


▼ラク「馬鹿かナナシ…、自分で傷を抉る真似しやがって…」

塑琉奈「ラクサスは雷竜方天戟と、俺の顔面に鳴御雷だったな」


ガシャーンッ、塑琉奈の言葉に、ラクサスは持っていたグラス落として、手を震わせる


ラク「悪い…本当に悪かった塑琉奈…、今度お前の好きなもん買ってやる…」

塑琉奈「えっ、マジかよ!!!やったー!!!」







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