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中学1年の春、
新しいスタートに胸をおどらせながら席についた。

新しい教室、新しいクラスメイト、これからの生活が楽しみで思わず笑みがこぼれる。



「18番、高橋立花」

「はい」


私の名前が呼ばれた。
少し緊張しながら静かに席をたった。


「高橋立花です。部活は吹奏楽部に入ろうと思っています。よろしくお願いします。」


軽くお辞儀をして
椅子に座る。
たったこれだけの自己紹介なのに、鼓動が速くなっていたのを感じた。


………顔、熱い






  


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