01 [ 1/2 ] 中学1年の春、新しいスタートに胸をおどらせながら席についた。新しい教室、新しいクラスメイト、これからの生活が楽しみで思わず笑みがこぼれる。「18番、高橋立花」「はい」私の名前が呼ばれた。少し緊張しながら静かに席をたった。「高橋立花です。部活は吹奏楽部に入ろうと思っています。よろしくお願いします。」軽くお辞儀をして椅子に座る。たったこれだけの自己紹介なのに、鼓動が速くなっていたのを感じた。………顔、熱い |→ 人気急上昇中のBL小説BL小説 BLove - ナノ -