クロガネたんこう



「ジムリーダー不在らしいです……」

「んー、じゃあさっきジュン君が言ってた炭鉱に行ってみようか」


ジュン君と別れた後。
ジムリーダー不在ではジムに挑戦しに来た意味が無い。
なので、炭鉱にいるらしいジムリーダーを探すしかない。

……ジュン君ってせっかちさんなのかな。
言う事言ってどこかへ行ってしまったけど。


「あ、炭鉱はあそこみたいですよ!」

「炭鉱に行く前に、ポケモンセンターで回復して貰ってからにしよっか。もしかしたら炭鉱に野生のポケモンが出てくるかもしれないし」

「はい!」


炭鉱に向かう前に一度ポケモンセンターに寄ってポケモンを回復して貰った後。
やっと炭鉱……クロガネ炭鉱へ向かった。


「イシツブテだ。此処にもいるんだ〜」

「あのポケモン、知ってるんですか?」

「カントーにも生息してるからね〜。シンオウにいるのは知らなかったけど」


先程通ったクロガネゲートではズバットとコダックも見かけた。
カントー地方で見た事のあるポケモンを見かけるとちょっと嬉しくなるんだよね。

炭鉱で働いてる作業員さんとバトルしながら、奥へと進んでいく。
仕事しなくて良いんですか、ってツッコみたい気持ちを抑えた私は多分えらいと思う。

トレーナーである作業員さんと一緒に仕事をしているワンリキーに癒やされながら進んでいくと、ジュン君に聞いたジムリーダーの特徴と当てはまる人物を確認できた。

赤いヘルメットに眼鏡を掛けた男性。うん、間違いないだろう。


「すみません、クロガネシティのジムリーダーのヒョウタさんですか?」

「ん?そうだよ。もしかして挑戦者?」

「はい!」


やはり本人だったようだ。
赤いヘルメットを被り、眼鏡をかけて作業着を着た男性……クロガネシティのジムリーダーの『ヒョウタ』さんだ。


「今日は挑戦者が多いなぁ。まあ、その方が楽しいから良いけど!」


じゃあジムで待ってるよ

そう言ってヒョウタさんは炭鉱を出ていった。
本人も言ってた様にジムで待っているんだろう。


「じゃあボクたちも此処を出ましょう!」

「うん」


あまり待たせてしまったら申し訳ないしね。
きっと炭鉱での仕事を中断して相手をしてくれるんだろうし。

再びコウキ君と雑談をしながら、時に野生のポケモンともバトルしたりしてクロガネ炭鉱を後にした。

そうそう。炭鉱を出る前にイワークを見かけた。いやあ、いつ見てもやっぱり大きいなぁ。




















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