メモ | ナノ


0617 追記
主従関係で質問(20)

01:お二人のお名前と、年齢、性別をそれぞれ教えてください。
「リディです、こっちが僕の部下であり大切な子です」
「ただの部下です」

02:身分(役職)をそれぞれ教えてください。また、どちらが『主』で、どちらが『従』ですか?
「リディが主……というかもうキング」
「へへへ」

03:お互いのことは、それぞれ何と呼んでいますか?
「リディもしくはリディ様」
「僕は普通に呼び捨てで呼んでるかなぁ」

04:お互いに会話をする時は、敬語ですか?ため口ですか?
「私は敬語を使いたいのだがリディがうるさいので最近やめた」
「だって僕ら小さい頃から一緒にいるんだし、ね?」

05:この主従関係が成立してから、今までどのくらい経ちますか?
「知らん」
「たぁくさん経ったよ」

06:初めての出会った時の、お互いの第一印象はどうでしたか?
「綺麗な白銀の髪の毛に可愛い赤い目、でもすごく無表情だったかなぁ」
「弱そうで馬鹿そうでお人好しそう」

07:お互いに、相手の長所と短所を、それぞれ教えてください。
「長所は皆に気を使える所、短所はそれ以外の全て」
「酷いなぁ君は……君の長所は、綺麗で可憐で、そして誰よりも強くて一生懸命で、毎日鍛練をしながら兵達の稽古にも付き合ってあげてて、それで僕の身の回りの世話もしてくれるし自分の仕事はしっかりして、終わったら他の人を手伝ってあげたり、あとは――」
「もういいから短所を言え」
「短所?君に短所なんてないけど……まぁ、しいて言うなら………………兄さんを慕っていることかな」
「? 最後の辺りが聞こえなかった、もう一度頼む」
「僕の為に身をていすことかな」

08:お互いに、相手を理想の『主』、『従』だと思いますか?
「思うけど……僕の為に怪我をされたりすると困る」
「主に理想など無いな」

09:相手の身に危険が迫ったとき、自分はどういう行動をとると思いますか?
「時と場合によるが、身代わりになる」
「もうあんな思いは勘弁だよ。 まぁ僕も君の為なら身代わりにだってなるけどね?」
「なるなバカタレ」

10:相手との立場が逆転したとき、自分はどういう行動をとると思いますか?
「…………うーん……想像も付かない…………」
「だな。 リディが部下なんて役立たずにも程がある」
「ひ、酷い……」

11:もし、相手がいなくなったとしたら、自分はどうなる(どう思う)と思いますか?
「死にます」
「……」

12:『主』の方に質問です。相手の従者としての仕事っぷりについて、どう思いますか?
「困るくらいに働くよ……会うたびに傷が増えてるし、僕はすごく心配なんだ。 ずっと監視していたいくらい」

13:あなたの命令は、相手にとって『絶対』ですか?
「それは無いよ。 僕が間違った答えを見出だしたら、口には出さずとも必ず彼女は道を反れた僕を引っ張ってくれる。 僕がカラスは白だと言えば彼女もそう言うだろうけど、心の中では『カラスは黒だろうが馬鹿かこいつは』とか思ってるだろうからね」
「まぁカラスは黒だからな」

14:相手の他に、どのくらいの人数の従者の方がいますか?
「数えきれない程いるよ、みんな本当に僕なんかについてきてくれてありがとう」

15:相手のことを『いっそ、クビにしてやろうか』と思う瞬間はありますか?あれば教えてください。
「そうだね、今すぐにでもクビにして戦場から遠ざけたいけど」
「断る」
「……こんな感じだから、うん」

16:『従』の方に質問です。あなたの主君のことをどう思いますか?
「どうも思わない」

17:あなたの仕事(役割)は、主にどんなことですか?
「戦ったり書類片付けたり、リディの世話したり……なんだか私は全部やっているような気がするな…」

18:従者として、現在の待遇に満足していますか?
「リディは私に甘すぎるからな、もう少し厳しくすべきだ」
「嫌だよ」

19:相手に命令されるのは、あなたにとって当然ですか?それとも嫌ですか?
「命令させるのは当然だ、部下だからな。 だがカラスは黒い」

20:最後に、何かお互いに一言お願いします。
「いっそ僕の妻になったらいいのに」
「リディは早く妻をめとるべきだ」
「じゃあ君が僕の妻になっ――」
「断る」
「……………」

(c)ひよこ屋


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