ツンデレ彼氏とその彼女
「一護は余ったれな餓鬼でヘタレなのだ。普段かっこつけて学校では“クールな黒崎君”を演じている馬鹿者だ。何が硬派だ。ただの草食系男子ではないか。
噂を人一倍気にして、学校では全く私に近付かないくせに、家に帰れば180度変わって甘えてきて、べったりと暑苦しい。離れろと言っても離れぬから殴ったら嬉しそうに笑うんだ。気持ち悪いったらないだろう。間違いなくドMだ!」
「あーそれわかるよ!雨竜君もね二人っきりにならないと甘えてこないんだ。学校ではあーんなにツンツンしているのにね!前だってみちるちゃんのぬいぐるみ直した時だってかっこつけて冷たい態度とってたしねー。
だけどその分甘えてくると可愛いんだ。なんか猫みたいで。あはは....って雨竜君にゃんにゃん言っちゃだめだよ!猫じゃらしに殺られちゃうよ!」
「....はいはい織姫帰って来ようね。で、結局あんたらはツンデレ彼氏のろけ話をしたいわけ?」
「有沢!何をどう聞いたらのろけ話になるのだ!」
「全部。」
END