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ドカンッ
業「『!?』」
地面が揺れるほどの地響きと、爆発音。
甘い空気はどこへやら、私とカルマくんは顔を見合わせた。
…息が苦しくてもう少しで意識が飛びそうだったから助かった…なんて、思ってないんだからね!!(何故かツンデレ)
業「プールの方から音がしたよね?ちょっと見てくる。結花はここにいて?」
『え…やだよ。私も一緒に…』
何故か私を置いて行こうとするカルマくんにギョッとして、慌てて立ちあが………アレ?立ち…あがれない……?
業「キスしただけですっかり腰抜かしちゃって…結花かわいー」
『…//』
カルマくんは私が立てないことに気付いていたのかな…。にしても置いてけぼりなんて嫌だ。
業「…ップ…冗談だよ、結花。置いて行ったりしないって」
吹き出したカルマくん。私をからかっていたのか。…酷い…。
業「ほら、行くよ?」
カルマくんに姫抱きにされ、爆発音のした方に向かう。
…本当は顔から火が出るほど恥ずかしかったけど、1人じゃまともに動けないだろうから大人しく掴まっていた。
業「…何コレ?」
『…プールが…ない…?』
プールが“あった”場所は、ただの岩場に変貌していた。
業「何がどうなってんの?…とりあえず、降ろすね結花」
『うん。ありがと…//』
近くの木の根元にカルマくんが私を降ろしたところで、呆然と立っている寺坂くんを見つけた。