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業「結花ー早くー」
『ま、待って…』
待ってましたと言わんばかりに、SHRが終わって直ぐに私を急かすカルマくん。…昼休みにしちゃった約束通り、私たちは外でお昼寝する。
家に帰らないのって聞いたら、外がいいって。虫とかいたら嫌だなぁ。
業「ねー結花、何でもするって言ったよね?」
『う…うん』
ニヤリと笑ったカルマくん。
あぁ…絶対に今悪いこと企んでるよ…。何させられるんだろう、私。…逆立ちで校庭1周とか…?ムリムリ。そもそも逆立ちが出来ない…。
業「…じゃあさ、キスしてよ」
『…え?』
なんだ、そんなことか。いつもしてるじゃん。(恥ずかしいけど)…いいよ。ハイ、どうぞ。…と思ったら。
業「何してるの?結花から俺にするんだよ。ほら、早くー」
キスされると思い構えていた私に、カルマくんはキョトンとした後再び悪戯っ子の顔になる。
『う…』
そんな…恥ずかしい。
一回自分からしちゃったけど、あれはそんなつもりなかったからノーカウントで。
業「結花ー」
『…うぅ…』
…仕方ないか。
カルマくんに急かされて覚悟を決める。
急いでいたとはいえ、自分から何でもするって言っちゃったしね。
ぎゅっと目を瞑って、えいっと唇を押し当てる。…すぐに離れるつもりだった。んだけど、カルマくんに後頭部を押さえつけられて動けない。
『…っ!?ん〜!!』
…さらには舌で強引にこじ開けられ、口の中を犯される。私の舌はというと、予期せぬ事態にあたふたと慌てふためき、最終的にはカルマくんのそれに捕まり、弄ばれる。…もうどうしたらいいのか分かんないです。
誰か助けてー!!
塞がれた口で言うこともできず、心の中で叫んだ。