あんさつ。 | ナノ

12

英語の授業中…。お姉さまがipadで何かしてるから、私達は暇。

前「なービッチねえさん、授業してくれよー」

前原君のその言葉に、皆が続く。
…教室中が「ビッチ」の嵐になった。

ビ「あー!!ビッチビッチうるさいわね!!」

…同感です、お姉さま。

ビ「まず正確な発音が違う!!あんたら日本人はBとVを区別もつかないのね!!」

…だってよく分かんないよ、お姉さま。RとLの違いくらい分かんないよ。

ビ「正しいVの発音を教えたげるわ。まず歯で下唇を噛む!!ほら!!」

…皆戸惑いながらも、とりあえず下唇を噛んだ。
皆が黙ったことで静かになった教室。

ビ「…そう。そのまま1時間過ごしていれば静かでいいわ」

…1時間もこんな事してたら、唇が痛くなっちゃうよ、お姉さま。


―――――
―――



体育の時間…。
お姉さまと殺せんせーが二人きりで倉庫の方へと歩いて行った。

メ「…烏間先生。私達……あの女の事好きになれません」

少し困ったように言うメグちゃんに、烏間先生も困った顔をした。

烏「…すまない。プロの彼女に一任しろとの国の指示でな」

…そういえば…カルマくんが見当たらない…。またサボりかな?
   
   ドドドドド…
ビ「いやああああ!!」
   ヌルヌルヌル…

…何があったんだろう…。
銃声の次に、お姉さまの悲鳴とヌルヌル音…。…って言うか、ヌルヌル音ってどんな音?
気になって皆で見に行ってみると、レトロな格好のお姉さま。
…う〜ん…マッサージ、羨ましい…。
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