118
二日目。
昨日、私と有希子ちゃんがA組の偵察に行っている間に来たお客さんが、ネットでここを紹介してくれたんだとか。信頼性が高いらしく、その人が高評価をしてくれたお陰で、今E組の校舎の前に行列ができている。
律「これがそのブログです」
律がスマホの画面にそのページを表示してくれる。…ってこの人、南の島の時の!!
業「…結花、そういえば昨日、俺に黙ってA組に行ったらしいじゃん?」
『げっΣ』
笑顔で私に詰め寄るカルマくんの目が全く笑っていない。…やばい、本気で怒ってる。殺される。
業「…心配したんだから。遠くにいたら、結花のことすぐに助けられないじゃん。俺から離れないでよ、結花」
『か、カルマくん…!!』
良かった!カルマくんにお仕置きされずに済みそうだ!!
ぎゅっと抱き締められ、心の中で小さくガッツポーズをする。
…しかしそれもつかの間。
業「ってことでお仕置きね。とりあえず人目に付かないとこ行こっか」
『え………ぎゃあああぁぁぁ…』
カルマくんに引きずられて森の茂みの中へ。…何をされたかなんて、とても言えない。私の口からは、恥ずかしくてとても…。なのでお仕置きの内容はご想像にお任せします。
…お仕置きされた後は、皆と必死で働きました。