あんさつ。 | ナノ

106

…律がハッキングされていた。
何だかスイッチ●ールみたいになってた。
まあ、今どきスマホのアプリでも何とかなるよね…。
そして解散。
カルマくんはすごく不服そうで、すごく心配げな表情をしていたけれど。


―――――
―――



お姉さまがいると思われる部屋の前まで来れた。
岡島くんが、A班がヤバいらしいって焦ってる。
…カルマくん…っ。

『…っ』
神「…結花ちゃん、業くんならきっと大丈夫だよ」
『有希子ちゃん…』
メ「赤羽はそう簡単にやられたりしないよ。今はビッチ先生を助けることに集中しよう!」
『…うん…!』

鍵のかかった扉は鍵穴ごと爆破。
部屋に入ってすぐ、手を縛られて気絶してるお姉さまがいた。
杉野くんがお姉さまを背負い、メグちゃんが指揮をとる。
陽菜乃ちゃんがビッチ先生無事で良かったね、と笑いかけてくれた。
私も笑い返した、その時…。

『…え………?』

杉野くんとメグちゃんが床に倒れていて…お姉さまが、立っていた。

『お姉さま…?…何で……。私たち、お姉さまを助けに来たんだよ!?なのに……っ!?』
ビ「お姉さまお姉さまって…うるさいわ、ガキ。私はあんたの姉になった覚えなんて無いのよ」

…首に何かが刺さったかと思うと、意識が朦朧としてきた。
立っていられなくなり崩れ落ちるなかで、お姉さまの冷たい声が響く…。
…カルマくん…ごめんなさい…。
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