チャリぶっ飛ばしてゴールして、切れ切れになってる息を落ち着かせてからホルダーにはせた表に懸命に何か書き込んでいる千歳に言った。
「いつになったら付き合ってくれんのォ?」
オレを一瞥することもなく視線はそのまま、ボールペンを咥えると千歳は少し考えて、
「来世とかかなぁ」
夢も希望もねェな千歳チャン...
そゆとこ嫌いじゃねェけどよ。
毎日のことで慣れてきたとはいえ、オレもちったぁ傷付くんだぜ?わかってんのォ?
カァイイ顔しくさってさァ...
「荒北!何をやってるのだ、もう一本だぞ!」
「るっせ東堂、今行くよォ!」
一日一荒北 6
day.6 / 2017.06.16
day.6 / 2017.06.16