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気付いたら目で追いかけてた。

存在に気がついたのは体育の授業、バスケットボールをしていたとき。
バスケ部のエースと言われても納得できるそのプレイ、サラサラの銀髪を掻き上げる姿に不本意ながら目を奪われた。私もバスケは得意だし、授業くらいだったらMVPに輝ける自信だってある。でもどうしたって男女の差ってものがあるわけで、私がいくらシュートを決めても目線はみんな彼のもの。
私だってあれくらい出来るのに、何でアイツばっかり。
そう思うのがその時だけだったらよかったものを、体育の授業、種目が何度変わっても彼は視線を独占していた。始めは私も周りと同じ眼差しを向けていたけど、それはだんだん嫉妬とか敵意とかをはらんでいって、私は彼を嫌いになった。
くだらない、子供みたいだ、わかってる。

彼に辛くあたるのはもはや日課になっていて、
私、白崎千歳と、彼、黒田雪成の諍いは
クラス名物と化していたーーー



モノクロ*ノーツ 01
プロローグ / 2017.07.01

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