ATTENTION!!
好きだけど好かれなくて辛くて、彼女なのにおざなりにされて悲しくて、それでも別れたくはなくて独占したくて、っていう泥沼夢...
最終的に弱ってるところを葦木場くんか手嶋さんに救われて黒田くんと別れてそっちと付き合い始めるんだけど、そうなって初めて黒田くんが後悔しだすっていう夢が見たい
という私の呟きから生まれたSSです
好きだけど好かれなくて辛くて、彼女なのにおざなりにされて悲しくて、それでも別れたくはなくて独占したくて、っていう泥沼夢...
最終的に弱ってるところを葦木場くんか手嶋さんに救われて黒田くんと別れてそっちと付き合い始めるんだけど、そうなって初めて黒田くんが後悔しだすっていう夢が見たい
という私の呟きから生まれたSSです
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目の前の男、こいつは誰だ?
オレが知ってる拓斗じゃない。
あいつはいつもへらへら笑ってフワフワしてて天然で、上から見下ろされるのも慣れっこなのに、オレはそれを不快に思ったことなんてなかった。
なかったはずなのに、何故今こんなにも胸が騒ぐんだ。
「ユキちゃんが悪いんだよ
ちゃんと大事にしないから」
後輩の前に立つ時みたいに箱学のエース背負ってる時みたいに、眼差しに光宿して低音で、拓斗はオレに囁いた。
ずどん、降ってきたそれは重くオレにのし掛かる。あぁまるで稲妻のようだ。雷に打たれて死んじまえ、そう言われているのと同義なんだろう。
拓斗の大きな影に隠れている千歳の姿はオレには見えない。手も届かない。なぁ今どんな顔してる?笑ってる?泣いてる?誰を想って?
そうなってからやっと、オレはお前が好きだったって、今もまだ愛してるって思えるのに、オレがお前に触れることはもう叶わないんだろう。
全てがもう、遅いんだ。